Web Catalog オーディオチューナー用中波ループアンテナ キット ANT18-OR 室内専用 / 受信専用 / 家庭用 / 組立要 |
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商品写真(組立後) |
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ANT18-OR(黄) ループ:黄, 線:黄 |
ANT18-OR(濃桃) ループ:濃桃, 線:赤 |
ANT18-OR(黄緑) ループ:黄緑, 線:黄 |
ANT18-OR(青) ループ:濃い水色, 線:青 |
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ANT18-OR はオーディオチューナー専用のグレードアップアンテナキットです。 18[uH]前後のインダクタンスを持つチューナー付属AMアンテナと互換性があります。 アンテナ形式としてはチューナー付属アンテナをそのまま大型化しゲインを向上しながらインダクタンス共通化をはかったものです。利点は
但し、付属アンテナとの互換性に重きを置いた設計の為、受信状態の改善は「ノイズが減ったことがわかる程度」とお考え下さい。 また、あらかじめご留意いただきたい点があります。
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適合するチューナー |
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純正付属アンテナを調べることでANT18-ORがチューナーに適合するかを知ることが出来ます。 (形状でインダクタンスが決まるため) これら以外のループアンテナが付いているチューナーに接続すると、インピーダンスの不整合によるロスで感度が低下する可能性が高いため、ANT18-ORのご購入はお控えください。 |
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よく見かけるタイプのチューナー付属AMアンテナです。 付属アンテナのケーブル長は 2 ±1m までOKです。 プラスチックのゆがみなどで寸法差がある可能性がありますが±3mm程度の差は問題ありません。 巻き枠(外観)が似た、巻き数の少ないものが存在します、そちらは適合しませんのでご注意下さい。 |
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横長のタイプです。 付属アンテナのケーブル長は 2 ±1m までOKです。 プラスチックのゆがみなどで寸法差がある可能性がありますが±3mm程度の差は問題ありません。 |
お届け時の状態 |
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* 写真は ANT18-OR(黄) です。 完成時のサイズが大きく、 完成品で販売した場合2倍程度の価格となってしまうため完成品・半完成品ではなく完全なキットとしております。 工作が苦にならない方でしたら組み立ては難しくありません、部品と工具が揃っていれば30分~2時間程度の作業と思います。 取扱説明書は付属しておりませんのでダウンロードお願い致します。 |
ゲインについて(参考、概略計算値) |
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これは概略計算であり、実測値・保証値 ではありませんのであらかじめご了承お願いします。 一般的な計算式を用いていますが、式に含まれない損失などにより現実の値と差異がある可能性があります。 ループアンテナの性能は実効長(実効高)で表すことが多いようです。わかりにくいですが、計算が簡単なこと、放送局のカバレッジエリアは地図上の電界強度[V/m]で表されていることが多く実効長がわかれば誘起される開放電圧が簡単に計算できること、など便利な面もあります。アンテナとチューナーのインピーダンス整合が完全に取れたときに(複素共役のときに)受信機に入力される電力は最大となり、そのときの接続部の電圧は開放電圧の1/2となります。 ここでは、わかりやすくするため付属アンテナとANT18-ORの誘起電圧の差を[dB]でも表してみます。 但しこれは開放電圧を[dB]で比較したものであり、本来のゲインである「受信機に加わる電力」としては、誘起電圧の他にアンテナのケーブル端のインピーダンスとチューナーの入力インピーダンス がわからないと計算できません。オーディオチューナーの場合は付属アンテナとの組み合わせが前提でアンテナ端子の入力インピーダンスを規定していないため、アンテナ単体の正確な比較は難しくなります。ANT18-ORは付属アンテナとインダクタンスを大体合わせているので開放電圧を比較しても目安になると考えていますが、多くのチューナーは最終調整で付属アンテナに整合のピークを合わせていると思われますので、ここで計算したゲイン差よりも差が小さくなるケースが多いと推測されます。また実効長(開放電圧)の計算にはアンテナ線の純抵抗による損失が含まれません。これらの理由により、このゲイン比較はANT18-ORとお手持ちのチューナーの相性が最も良かった場合の概略計算とお考えいただくのが適当と思います。 |
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左図は ANT18-OR のループ面積と巻き数です。 面積 S = 225652[mm^2] = 0.225642 [m^2] 実効長 hl の計算式は hl = (2*π*N*S)/ λ なので、中波帯の中央付近1000[kHz]での実効長を求めると hl = (2*π*3*0.225642)/300 = 0.0141775 [m] 例として、電界強度 E=2[mV/m] の場所で誘起される開放電圧 V[V] は V = E*hl = 2E-3 * 0.0141775 = 2.83550E-5 [V] = 28.3550 [uV] ゲインの比較はこのアンテナを基準(0[dB])として行います。 |
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左図は 上に挙げた巻き枠内側の高さ100mm、幅118mmの付属アンテナ のループ面積と巻き数です。(実測値から類似の図面を描き計算) 面積 S = 12066[mm^2] = 0.012066 [m^2] 実効長 hl の計算式は hl = (2*π*N*S)/ λ なので、中波帯の中央付近1000[kHz]での実効長を求めると hl = (2*π*8*0.012066)/300 = 0.00202168 [m] 例として、電界強度 E=2[mV/m] の場所で誘起される開放電圧 V[V] は V = E*hl = 2E-3 * 0.00202168 = 4.04336E-6 [V] = 4.04336 [uV] ANT18-OR を基準(0[dB])として開放電圧で見たゲインの差を求めると 20*log10(4.04336/28.3550) = -16.9 [dB] * ANT18-OR は この付属アンテナよりも 16.9[dB] ゲインが大きい。 |
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左図は 上に挙げた巻き枠内側の高さ86mm、幅190mmのの付属アンテナ のループ面積と巻き数です。(実測値から類似の図面を描き計算) 面積 S = 15883[mm^2] = 0.015883 [m^2] 実効長 hl の計算式は hl = (2*π*N*S)/ λ なので、中波帯の中央付近1000[kHz]での実効長を求めると hl = (2*π*7*0.015883)/300 = 0.00232857 [m] 例として、電界強度 E=2[mV/m] の場所で誘起される開放電圧 V[V] は V = E*hl = 2E-3 * 0.00232857 = 4.65714E-6 [V] = 4.65714 [uV] ANT18-OR を基準(0[dB])として開放電圧で見たゲインの差を求めると 20*log10(4.65714/28.3550) = -15.7 [dB] * ANT18-OR は この付属アンテナよりも 15.7[dB] ゲインが大きい。 |
組み立て 必要なもの ・ ANT18-OR 一式 ・巻き尺 又は 1mの定規 ・セロハンテープ(薄手のテープ) ・はさみ ・ニッパー ・ドライバー(+-不問)又は 電動ドライバー ・ピンセット ・滑り止め付き手袋 ・ぼろ布(擦っても色が落ちないもの) |
画像は縮小表示しています。細部まで見たい場合は、右クリックして「新しいタブで画像を開く」か 取扱説明書をご覧ください。 |
簡易的な設置例 |
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このアンテナには専用の回転取付キット ATS18-OR があります。これはアンテナをつり下げて取り付けるもので部屋か台への取り付けが必要ですが、専用に開発したもので一番お勧めの設置方法です。つり下げずに床や台などの上に置いて使いたい場合やATS18-OR購入前のアンテナの性能確認、費用を抑えたい場合、等の簡易的な設置方法として以下を紹介致します。 |
段ボール箱に入れた例 |
方向を合わせるときは段ボールごと回します。 金属製の入れ物は電波をさえぎったりアンテナのインピーダンスを変化させることがあります、それらを意図的に行う場合以外は、紙や木の入れ物が無難です。 小さな入れ物に無理やり入れるとアンテナのプラスチックを破損します。(破損は保証対象外です)アンテナに力の掛かる入れ方は避けて下さい。 |
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ズボン用ハンガー2個でつるした例 |
100円ショップで2個セット108円のズボン用回転ハンガー2個を結束バンドで固定し、アンテナも結束バンドでハンガーに固定しました。上側のハンガーの回転部分は回転しないようにテープ等で止めます。上側の挟む部分を使って板やヒモ等に固定します。この方法は回転が止まりにくいのが難点なのでハンガーの選定と回転箇所を適度に硬く保つ工夫がポイントと思います。 * 回転機構は「回しやすく、止めたらそのまま止まっている」ことが望ましいですが、既存の回転するものの流用では性能的に不十分と感じATS18-ORを開発した経緯があります。この例も簡易的なものであり多くの方にご満足いただけるとは考えていません。あらかじめご承知おき下さい。 |
注意事項
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