Web Catalog ≒Mu の提案 ≒Mu series |
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ケーブルを短くするにつれてケーブルの影響が小さくなることは疑う余地がありません。 中級から超高級ケーブルを比較試聴しながら短く切り詰めていって判別できなくなったら その音は「耳で判別できる感度において、ケーブル性能の影響がなくなった音」です。 音に与える影響は、どのケーブルも 切り詰める前の超高級ケーブルよりも 無 に近づいています。 ≒Mu series は 音に与える影響を「無」に近づけるため、短さを追求したケーブルです。 |
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使用例 |
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自作の木製オーディオラックの天面に配置しました。 リスニング位置の前に置いたノートPCのUSB端子からDACに音声信号を入力しています。 この例では比較的容易に接続できましたが、オーディオ機器のRCA端子に負担がかからないように、必要に応じて高さを合わせるための工夫や工作をお願いします。 |
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ケーブル部分拡大 |
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製品写真・詳細 |
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≒Mu reference10 |
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電気的な概略図 |
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ラインケーブルとしては極太(直径 約7.5mm)の同軸ケーブルを使用しています。信号線+(芯線)は直径1.05[mm]軟銅単線、信号線-(シールド共用)側は錫メッキ軟銅編組線+アルミテープ となります。 硬く短いので少し反る程度で大きくは曲がりません。接続するRCA端子同志を正面で向かい合わせて接続する必要があります。 硬いので「機器に刺す前に」コネクタ部分を持たずに線材部分を持って形を整えて下さい。整えても戻ってしまうかもしれませんが、負担が軽減され、接続可能かどうかの判断もできます。刺してから力を加えるとオーディオ機器やケーブルを破損する恐れがあります。 芯線をコネクタにはんだ付けする手前で1周ループさせています(両端共)。変形しやすい部分をあえて作ることではんだ付け部分にかかるストレスを軽減させ信頼性を高める狙いがあります。 接続の方向性指定はありません。入出力対称構造ですので、接続方向による差異を感じた場合には好きな方向に接続していただいて問題ありません。 良質でさびや腐食にも強い金メッキのRCAコネクタを使用しています。 コピー商品防止のためメーカー型番非公開ですが、日本製で比較的高価なはんだを使用しています。(Pb Free)。 ケーブルやコネクタには使用部材メーカーの刻印があります、もとのままで削ったり消したりしていないためです。≒Mu reference10 の設計及び製造販売は「合同会社日野春サウンドデザイン」「日本製」です。 保証期間はご購入いただいた日から1年間です。 オーディオのアナログラインケーブルとして設計しています。その他の用途は保証対象外です。 製造上避けられない傷や塗装ムラ、仕上がり などについて、「品質情報」として平均的な例を記載しています。弊社ではこれらを不良として扱っておりませんので修理・交換 を承ることはできません。ご購入前にご確認お願い致します。 [ 家庭用/完成品 ] |
≒Mu crystal10 |
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電気的な概略図 |
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信号線に PC-Triple C (より線、25本/0.16mm) を +側,-側 2本ずつ使用し、シールドを別途設けたケーブルです。 写真では見えにくいですが線材部分は無色透明なチューブで覆われています。 ≒Mu reference10 と比較すると 少し柔らかくなります。 ケーブルやオーディオ機器への負担軽減のため「機器に刺す前に」コネクタ部分を持たずに線材部分を持って形を整えて下さい。整えても戻ってしまうかもしれませんが、負担が軽減され、接続可能かどうかの判断もできます。刺してから力を加えるとオーディオ機器やケーブルを破損する恐れがあります。 短いので接続するRCA端子同志を正面で向かい合わせて接続する必要があります。 シールドは信号線と独立しており、片側のみ接続しています。 これにより音声信号がシールドを通過せず、信号線(PC-Triple C)だけを通ります(浮遊容量の影響を除きます)。 シールドを接続している側を信号を受ける側に指定しているのは目安です。逆の方が音が良い・ノイズが少ない 場合は逆につなげていただいて問題ありません。但しごく一部のアンプなどでこのタイプのケーブルに関して接続方向を指定しているものがありますのでその場合は機器の指定に従って下さい。 良質でさびや腐食にも強い金メッキのRCAコネクタを使用しています。 コピー商品防止のためメーカー型番非公開ですが、日本製で比較的高価なはんだを使用しています。(Pb Free)。 ケーブルやコネクタには使用部材メーカーの刻印があります、もとのままで削ったり消したりしていないためです。≒Mu crystal10 の設計及び製造販売は「合同会社日野春サウンドデザイン」「日本製」です。 保証期間はご購入いただいた日から1年間です。 オーディオのアナログラインケーブルとして設計しています、その他の用途は保証対象外です。特性インピーダンスが75Ωではないので S/PDIF信号・アナログビデオ信号 用途には使えませんのでご注意ください。 製造上避けられない傷や塗装ムラ、仕上がり などについて、「品質情報」として平均的な例を記載しています。弊社ではこれらを不良として扱っておりませんので修理・交換 を承ることはできません。ご購入前にご確認お願い致します。 [ 家庭用/完成品 ] |
販売・配送について |
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販売 製品ページにWebShopへのリンクと、弊社製品に関するすべてのリンクがあります。 直接WebShopで≒Mu reference10を見たい方はこちらからお願いします。 直接WebShopで≒Mu crystal10を見たい方はこちらからお願いします。 * 日本国内専用です。 配送 在庫のある製品はご購入手続き完了から3営業日以内に発送いたします。 クリックポストでの配送になります。到着日指定不可、追跡可、ポスト配達です。 ご不便をおかけしますがご理解お願いいたします。(送料無料) |
≒Mu reference10 と ≒Mu crystal10 音の印象、お勧めについて |
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≒Mu series はもともと音への影響を無に近づけることを目指したものです。
狙い通り ≒Mu reference10 と ≒Mu crystal10 の音の違いは小さく、ブラインドでどの程度当てられるか自信がない程度です。
気持ちの問題や五感の相互作用(クロスモーダル)もあると思いますが、全く同じとも感じないので、私の聴いた印象とお勧めを述べさせていただきます。(代表 赤坂) 音の印象 ≒Mu reference10 は、太く短いケーブルらしい、解像度・鮮度・色彩感 がきわだつ音 ≒Mu crystal10 は、≒Mu reference10よりも少しおとなしくなり、良い意味で中庸な音 微妙な差として感じた部分を言葉にしたものですから文面を見るとだいぶ違うような印象になりますが、量的には小さいです。 お勧め 短いケーブルの鮮度をストレートに感じる ≒Mu reference10 が多くの方にとってより満足度が高いと思います。弊社のサウンドポリシー「ナチュラル」そのものでもあり、お勧めです。 システムのバランスや、音の好みから「おとなしめのケーブルが合いそう」とお考えの場合は、≒Mu crystal10 が合う可能性があります。 また、「短いケーブルを使いたいが ≒Mu reference10 の物理的な硬さが許容できない」場合、≒Mu series は2種類しかありませんので ≒Mu crystal10 をご検討お願いします。 |
ラインケーブルに対する考え、開発思想 |
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≒Mu series 製造販売のきっかけ 以前、仕事中のBGMにも使っている事務机のPCのUSB DACのために手元にあった部品で ≒Mu reference10 に近い仕様の10cmのラインケーブルを作りました。 アンプの真後ろに最短で配置したかったのですが極端に短いケーブルは普通には買えなかったからです。 作ったついでに数本の手持ちケーブルと聴き比べをしたところ、貧相な自作ケーブルはどのケーブルよりも鮮明で癖が無く、驚きました。 弊社の本業であるスピーカ(開発中です)にあるような違いと比べたら大きくはないのですが、スピーカの振動板の素材による音色の違いのようなものではなく、影響の少なさ、つまり「明らかな優劣」と感じましたので、以降そのシステムで市販の長いケーブルは使いたくなくなりました。 それからしばらく経ちましたが今も同じようなラインケーブルは購入しにくい状況なので、弊社で製造販売することにしました。 オーディオにおけるラインケーブルの位置づけ 私はケーブルには「影響の少なさ」を求めるほうが良く「変化や音の良さを求めてお金をかけるのはほどほどに」と考えています。 「信号を離れた場所にそのまま伝える」のが ケーブルの究極の姿 で「通すと良くなる」ことは技術的に不自然だからです。*1 困った点として、比較して片方が良く聴こえる場合に 変化・劣化が少ないから音が良いのか、色付けされて良くなったように聞こえるのか、判断が難しいことがありますが、ケーブルで音が変わる理由が十分に数値化できていない以上やむを得ないところがあります。 ただ、それに対する私の案ですが(もしかしたら既に行われている方法かもしれません)、ケーブルを短くするにつれてケーブルの影響が小さくなるのは自明なので、比較に適したオーディオシステムを使って、しっかり作られた/なるべく異なる線材/なるべく異なる構造 のケーブル数種類を同時にどんどん短くしていって差の判別ができなくなった長さ以下の音が「耳で判別できる感度において、個々のケーブル性能の影響が無くなった音」と考えて、その音との比較で長いケーブルの評価をするのが現実的かつ良い方法ではないかと思っています。*2 それは「可能なら、はじめから非常に短いケーブルを使うのが簡単で最良に近い方法であり、耳で線種が判別できない短さのケーブルは長い超高級ケーブルを凌駕する」ということにもなるのではないでしょうか。 ここまで、ケーブルの「究極の姿」を前提に書きましたが「必ずしも究極ではなく、好きな音、良いと思う音で聴きたい」という考えもあります。 確かに元の音を再現するだけがオーディオの最終目標ではないですし、元の音を限られた情報量で切り取ったものを、それぞれのセンスや目的に合わせて再構成し自分の目標とする音に近づける努力をしているのが2チャンネルステレオの姿と思いますので「好きな音、良いと思う音で聴きたい」点は同感です。 ただその部分をケーブルに受け持たせるのが適当かと言うと「ケーブルで音をコントロールしようとするのは不自然な面があること・自分では工夫や調節がほとんど出来ず買い替えるしかないこと・費用対効果」などから、ほどほどまで、と考えているのです。 弊社ケーブルのラインナップについて 弊社ケーブルのラインナップは線長10cmのものしかありません。≒Mu series は極端に短いケーブルの入手が難しかったことが発端となり、それを作ることが企業理念「他社に無いものを製品化する」にも合致することから企画が始まりました。 そのような経緯もあり普通に購入できる長さの製品は最初から考えていませんでした。 もしも今後お客様から長いケーブルへのご要望を多くいただくようになったら検討するかもしれないです。 *1 これと同じことは「1つの時間に1つの値で表せる電気信号と、1つの時間に1つの値では表せない3次元空間の音、 の変換」を行なっているスピーカやマイクを除く、ほとんどのオーディオ機器においても言えると思います。 伝送・増幅・記録再生・A/D D/A・変調復調 いずれにしても、入力と出力の実働時の電気信号を1対1で比べて完全に正比例していることが 究極 、と言うシンプルな答えがあると考えるからです。 (特別な場合を除いて正比例のまま時間がシフトするのは良いものとします) (以前はアンプの理想を Straight Wire with Gain とよく聞きました) (いまだにケーブルで音が変わる理由を十分に数値化できていないのと同様に測定は容易では無いと思います) (本文と重複しますが、唯一の 究極 だけが全てのオーディオの最終目標ということではありません) とは言え、オーディオ機器は複雑なのでケーブルのように単に短くすれば究極に近づけるほど容易ではありません。 むしろ究極から離れている分 様々な製品が作られ、丹精を込めて作られたもの、費用対効果の高いもの、その他、良いものはそれぞれの理由で認められているのだと思います。 *2 ケーブル比較のリファレンスはその長さ以下のものにするのが「現実的ではないか」ということで、ケーブルが無い場合との比較とだけ考えれば、ケーブルの長さが本当にゼロの場合と比べるのがベストなのは言うまでもありません。 しかしそのレベルの比較ではRCAジャックを無くしたり機器の構造を変えることも無視できませんし、長さをゼロに極限まで近づけるためにケーブル比較専用の装置を作って比較するのは良いと思う反面、機器選定を固定してしまうことになるため、ケーブルと機器との相性の視点が限定されることが気になります。 尚、判別感度には当然個人差があります。コネクタや半田の差も含めて1cmになっても正確に判別できる人がいるかも知れませんが、私にはその感度は無く、おそらく多くの人にもそれほどの感度は無いと考えておりますので、そこは考慮していません。 |
ご注意とお願い、免責事項 |
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[ ご注意とお願い ] ≒Mu series は使いやすさよりも音質を優先した製品です
[ 免責事項 ] 弊社は下記の事項に関して一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承下さい
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