ORANGE ライン ステレオ入力モノラル出力 小出力ピュアオーディオアンプ
ST2M AMPLIFIER
 (TrueMonaural(S)専用品)
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現在はTrueMonaural(S)発売記念特典分(台数限定、弊社WebShopにて販売)のみ 2024年末頃に単品発売予定


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特徴




ST2M AMPLIFIER は TrueMonaural(S) での使用を念頭に設計したもので、入力切り替えの無いステレオ入力モノラル出力の小出力ピュアオーディオアンプ です。

こちらの商品は TrueMonaural(S) 専用品です。
別売の「 ST2M AMPLIFIER専用DCカット用コンデンサ 」を併用しない場合、TrueMonaural(S)以外のスピーカーの使用には制約があります。(制約:定格入力10W以上のスピーカーのみ接続可能・電源は付属乾電池ケースのみ・ACアダプターは使えません)

* TrueMonaural(S)はクロスオーバーネットワークに DC~超低域カット回路 が入っているので「ST2M AMPLIFIER専用DCカット用コンデンサ」は必要ありません。



  • ステレオ入力を内部でミックスしてモノラルに変換、ボリウムも付いていますので、DAC や CD Player を接続すればモノラルスピーカーを鳴らすことが出来ます。

  • 電池ボックスが付属し、単3アルカリ乾電池2本 または 単3マンガン乾電池2本 で動作します。

  • 「TrueMonaural(S) 接続時」または「ST2M AMPLIFIER専用DCカット用コンデンサ 併用時」 はACアダプターが使えます。但し、ACアダプターは付属しておりませんのでご使用の場合は別途ご用意いただく必要があります。弊社ではACアダプターを製造していないため、使用可能なACアダプターの仕様をこのページの末尾でご確認の上 ご購入お願いいたします。

  • 以下の保護回路を搭載しています。
    [ 過大入力信号からの保護回路・電源逆接続保護回路・携帯電話等の高周波ノイズからの保護回路・自己復帰型過電流保護回路 ]

    但し、電源定格(5V(許容誤差+0.25V))を超える電圧からは保護できませんので、ACアダプターの選定はこのページ末尾に書かれた仕様を厳守お願いいたします。

  • ICを使った部品点数の少ないアンプなので技術的に特記できることはあまりありませんが、シンプルに、できるだけ最短の信号経路 になるように設計し、音に影響の大きい部品には良いものを投入しています。

  • 入力信号レベルは 1.0~2.1 [V RMS]です。一般的な大きさの出力を持つスマートフォンやタブレットPCのヘッドホンジャックに接続する場合、スマートフォン等のボリウムを最大付近にする必要があります。* 1.0Vよりも小さくても故障の心配はありませんが最大音量が小さくなります。

  • トランジスタラジオ的な聴き方をするための近距離小音量聴取用です、大音量の迫力を求める用途には不向きです。

  • 「中・大音量が必要」「スピーカーと聴取者の距離が2mを超える」「口径が10cm未満のスピーカーシステム(概して口径の小さなスピーカーほど効率は低くなります)」などの場合はパワーが不足する可能性が高くなります。 そのような用途では ST2M AMPLIFIER ではなく、出力の大きなアンプによるシステムをご検討いただけますようお願いします。

  • 電源入切時にポップノイズ(ポッなどの小さな音)が聞こえることがあります。 アンプ回路の「停止状態←→起動状態」の切り替わりの瞬間に生ずる現象で、故障ではなく、短時間の小さな音ですのでアンプやスピーカーに負担が掛かることは一切ありません。

  • ST2M AMPLIFIERは 「コストを抑え優れた性能と機能をお求めやすい価格で提供する」ORANGEライン の製品になります。 音質・性能に関わる部品は贅沢に、それ以外は最小限に コストを割り振っています。 造りとしてはあまり良いとは言えません。 予めご了承お願い致します。










音質




この項は 設計者本人による音の印象 です。主観的なものなので個人差があります。



鮮度感の高い音です。

アナログアンプらしい密度感と自然さを持っています。

クリアさを阻害する残留ノイズのレベルは十分に低く、1m前後の近距離聴取時も「サー」「ブーン」などの音は全く聴こえないと思います。(TrueMonaural(S)接続時。* 前段に接続する機器や音源自体にノイズが入っている場合を除きます)

必要最小限のゲイン(増幅率)と、小出力のため、非力な印象を受けることはあるかもしれません。

音量の余裕や湧き上がるようなパワー感が必要な場合は別のアンプをお勧めいたします。












使用部品




  • AB級のアナログパワーアンプICを使用しています。
  • 音質への影響の大きい Φ3.5mmステレオミニジャックからパワーアンプIC入力ピン間 の信号経路にあるコンデンサには、全てフィルムコンデンサを使用しています。
  • 電源平滑のコンデンサは、高性能なOS-CON(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)を使用しています。
  • 信号経路の固定抵抗器は、全てビシェイのミリタリーグレード品を使用しています。
  • 電源ランプは低消費電流型赤色LEDを使用しています。
  • 過大入力保護用の2素子入ダイオード1個を除いて、半導体・コンデンサ・抵抗器にリード部品を使用しています。 リード部品は低周波アナログ機器で極度の小型化の必要の無い場合、性能や信頼性の面で問題になる欠点はほぼ無く、利点は「枯れた技術のため不測の故障や問題が起きる可能性が低い・基板交換ではなく部品単位の修理が容易にできる・ほとんどの部品に型番や定数が記載されている・空間に余裕があるため後から部品の代替や改造がしやすい(部品によっては代替不可能な場合があります)」など、複数あります。




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外観・仕様・付属品




外観(前面と背面)

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電池ボックス 表面と裏面
表面にはスイッチがあります、普段はONにして下さい。アンプから抜いているときにOFFにしておくとショート防止になります。
裏面のフタをずらすと電池交換できます。ネジ穴がありますがネジは不要の為付属しません(締めなくても容易に開くことはありません)。
st2m_BattBox.png


電池交換の方法

st2m_BattBox_change.png







アンプ部 寸法図(多少の誤差があります)

ST2M_AMPLIFIER_Size.png





各部の機能

ST2M_AMP_Tansi_kinou.png



仕様

接続可能なスピーカーのインピーダンス値:4~16Ω

実用最大出力    :1.0 W(TYP,電源電圧5V,6Ω負荷,10%歪時)
実用最大出力    :0.28 W(TYP,電源電圧3V,6Ω負荷,10%歪時)
入力信号レベル   :1.0~2.1 [V RMS]
歪率(THD)   :0.5 %(TYP,電源電圧5V,6Ω負荷,0.5W出力, 30kHz LPF ON)
残留ノイズ     :0.15mV(TYP,電源電圧5V,6Ω負荷, 30kHz LPF ON
電源電圧      :3V ~ 5V(TrueMonaural(S)接続時 又は ST2M AMPLIFIER専用DCカット用コンデンサ使用時)
          :3V (弊社指定以外のスピーカーを接続し、ST2M AMPLIFIER専用DCカット用コンデンサを使わない時)
許容電源リプル   :100mVp-p以下
消費電流      :700 mA(電源電圧5V時)
電源コネクタ    :内径Φ2.1mm,外径Φ5.5mm,センタープラス
使用温度範囲    :5~40℃
アンプ本体外形寸法 :上の図をご参照下さい
アンプ本体重量   :114g
電池ボックス寸法  :68x34x21 mm (ケーブルとコネクタを除く)
電池ボックス重量  :23g (全体、但し電池除く)





商品に含まれるもの

アンプ本体 x1
電池ボックス x1
保証書

* 取扱説明書は同梱しておりません。紙の取扱説明書は無く、Web取扱説明書(このページ)のみになります。










接続例(スピーカーに TrueMonaural(S) 使用)





パソコン+USB DAC の例
connect_TM_st2mAmp_typ1.png
* 一部のDACの BTL出力・バランス出力 のヘッドホン出力、ほか、マイナス側がGND電位になっていない機器は ST2M AMPLIFIER に接続できません、
故障の原因になりますので接続しないで下さい。



CD Player の例
connect_TM_st2mAmp_typ2.png








接続例(スピーカーに TrueMonaural(S) 以外を使用)





CD Player の例 1
CD Player + DCカット用コンデンサ の例
connect_otherSP_st2mAmp_typ2.png


CD Player の例 2
ST2M AMPLIFIER専用 DCカット用コンデンサ を使わない場合
(定格入力10W未満のスピーカーは使用できません、図中に記載した制約があります)

基本的には上の「CD Player の例 1」がお勧めです。
connect_otherSP_st2mAmp_typ1.png










注意事項、あらかじめご了承ご留意いただきたいこと





  • ST2M AMPLIFIER に TrueMonaural(S)以外のスピーカーを使用する場合は以下の制約があります。但しDCカット用コンデンサを併用すると制約は無くなります。

    TrueMonaural(S) 以外のスピーカーを使用する際の制約
    * ACアダプターは使えません、電源は付属電池ボックスのみとなります。
    * 定格入力10W未満(定格入力不明も含む)のスピーカーは使えません。

  • 一部のDACの BTL出力・バランス出力 のヘッドホン出力、ほか、マイナス側がGND電位になっていない機器は ST2M AMPLIFIER に接続できません、故障の原因になりますので接続しないで下さい。
  • 電源入切時にポップノイズ(ポッなどの小さな音)が聞こえることがあります。 電源入切時のミュート制御を省略しているアンプで回路の「停止状態←→起動状態」の切り替わりの瞬間に生じやすい現象で、故障ではなく、短時間の小さな音ですのでアンプやスピーカーに負担が掛かることもありません。
  • 前後のパネル面の文字とデザインはロットによりわずかに色が違うことがあります。また経年劣化により色が変化する可能性があります。
  • 電池は アルカリ乾電池、マンガン乾電池 以外は使用できません。
  • 電池でご使用のときに、電池がなくなってくると音が歪んだり動作が不安定になります。その場合は電池を2本同時に新しいものと交換してください。
  • 長期間使用しないときはや、電池がなくなったときは、電池ケースから電池を抜いて下さい。古い電池や品質の良くない電池は液漏れすることがあります。
  • 室内専用です。自動車内、屋外 では使えません。
  • ST2M AMPLIFIER のスピーカー端子はBTL出力です。スピーカー端子のマイナス側はGND(0V)ではなくプラス側と同じ電圧で位相が逆の出力が出ています。よってスピーカー端子のマイナス側をGNDに接続すると出力をショートさせることになります。また、動作確認や修理の際などに測定器のGND側をスピーカー端子のマイナス側に接続しても測定器によってはショート状態になります、ご留意お願いいたします。(* スピーカーに接続する際は +と+ -と- を接続すれば良く 特別に注意することはありません。念のため記載しています。)
  • できるだけ風通しの良い場所に設置して下さい。
  • 「電池は残っているのに(または ACアダプターをつないでいるのに)音が出なくなった・電源ONなのにパネルのLEDが光らない・異音が出る・アンプ内部またはスピーカーまたは電池ボックスからこげ臭いにおいや異臭がする・不自然に熱い」などの異常を感じたときは、すぐにアンプの電源を切り、電池やACアダプターをアンプ背面の電源端子から外してください、電池ボックスご使用の場合は電池も抜いて下さい。故障したまま使用すると最悪は発煙発火する可能性がありますので、アンプの故障が疑われるときは「背面の電源端子から線を抜いたままにして」弊社までEメールにてお問い合わせお願いいたします。
  • 日本国内専用の商品です、日本国外への販売及び保証対応はできません。






製品保証・修理について



  • 保証期間はご購入いただいた日から1年間です。
  • 故障が疑われる場合は、お送りいただく前に弊社までEメールにてお問い合わせお願い致します。* お電話での対応は行っておりません。
  • 出張修理は行っておりません、修理品をお送りいただく際はご購入時の梱包材などで梱包し弊社まで宅配便かゆうパックでご送付お願い致します。保証期間外・保証対象外の場合の送料はお客様のご負担(発払い)にてお願い致します。保証期間内の場合は、事前に故障内容をEメールにてご相談いただいた上、着払いでお送りください、
  • 本機の本来の使い方以外のご使用で故障した場合、保証対象外となります。
  • 各製品には「製品一覧」のページより「品質情報」を記載しています。「品質情報」に記載された程度のキズや不出来は製造技術上の限界で、不良品ではありませんので返品や交換は出来ません。あらかじめご理解とご了承をお願いいたします。
  • 日本国外での使用や保証対応はできません。




[ 免責事項 ] 弊社は下記の事項に関して一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承下さい
  • 本製品に直接または間接的に関連して生じた不便・損害・被害。
  • 本製品の故障または不具合により生じた不便・損害・被害。















ACアダプターについて




ACアダプターは同梱しておらず、また、弊社では製造販売しておりません。ACアダプターをご使用の場合は別途ご用意いただく必要があります。汎用の製品で、下記「使用可能なACアダプターの仕様」に合ったものをご使用いただけます。




使用可能なACアダプターの仕様

表示電圧3.0~5.0V で以下の条件を満たす製品(満たしていない製品は故障や火災の原因となります)

  • 出力電圧が安定化されていること(下記「ACアダプターに関する注意事項」に詳細を記載しています)

  • 電圧誤差  表示電圧 4.5V~5.0V の場合 :±5% 以下 (±0.25V以下   )
          表示電圧 4.5V未満    の場合 :±10%以下 (±0.50V以下 も可)

    ACアダプターのスペックには「LoadRegulation」「出力電圧安定精度」「OutputVoltagePrecision」などの表記がされています。

  • 電流 :1.5A以上

  • リプル(電圧リプル) :150mVp-p以下

  • コネクタ :内径Φ2.1mm,外径Φ5.5mm,センタープラス

  • 充電用のACアダプターは故障や火災の原因になりますので使用しないでください。




弊社にて使用可能なことを確認済のACアダプター

3.0V: AD-A030P200     *秋月電子通商などで購入可能

5.0V: LTE10UW-S1-BSA1  *秋月電子通商などで購入可能
* TrueMonaural(S) または「ST2M AMPLIFIER専用DCカット用コンデンサ」を併用したスピーカーのみ3Vを超える電圧を入力できます。





電源電圧と実用最大出力

実用最大出力は電源電圧が高いほど大きくなります。

電源電圧3.0V時、実用最大出力  :0.28 W(TYP,6Ω負荷,10%歪時)
電源電圧5.0V時、実用最大出力  :1.0 W(TYP,6Ω負荷,10%歪時)





ACアダプターに関する注意事項

必ず出力電圧が安定化されているACアダプターを使用してください。出力電圧が安定化されていないACアダプターは表示している電圧よりもかなり高い電圧が出力されるものがあり、アンプやスピーカーの故障や最悪は出火の原因となる可能性がありますので絶対に使用しないでください。

出力電圧が安定化されているACアダプターとは : 負荷(電子機器)の有無や電流の大小に関わらず常に表示電圧通りの電圧(5%程度の誤差がある場合があります)が安定して出力されます。 負荷をつながない状態でデジタルテスタを当てて電圧を測定すると表示電圧通り(5%程度の誤差がある場合があります)の電圧が測定されます。スイッチング式ACアダプターのほとんどがこのタイプです。 安定化の程度(誤差)について、ACアダプターのスペックでは「Load Regulation」「出力電圧安定精度」「Output Voltage Precision」などの表記がされており、統一はされていないようです。 スペックが無記載・不明瞭な製品は使用しないで下さい。

出力電圧が安定化されていないACアダプターとは : 負荷(電子機器)に大きな電流が流れたときに電圧が下がる回路のため、その分を見込んで高めの電圧に設定されており、文字通り電圧が安定化されていません。 負荷をつながない状態でデジタルテスタを当てて電圧を測定すると表示電圧よりも高い(5%以上)電圧が測定されます。 トランス式ACアダプターのほとんどがこのタイプです。
* 安定化されているトランス式もありますが大型化・高価格化しやすいため、ごくごく一部で 一般的ではありません。電気の知識と高精度の電圧計とオシロスコープをお持ちの方が電圧値と電圧波形を確認した上で使用する場合以外、本機にはトランス式ACアダプターは使用できないとお考え下さい。









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